飯能の柏木山を楽しむ

今日は1日、燻製やキッチンカーのことはやらずに久しぶりにFree!な日にすると決めてました。ということで、朝起きてコーヒーを飲んで玄関から裏山の柏木山へ。玄関からそのままちょっとした登山ができるというのが凄い。山小屋で暮らしている感覚です。

ということで今回のコラムは燻製やキッチンカーのことはまったく関係なく、へんぴなルートで楽しむ柏木山への山行き記録となっています。あしからず!


柏木山には1年ぶりぐらいだろうか。急げば1時間ちょっとで頂上に行ける距離なのになかなか登る機会がないまま。普段は静かなのですが今日はGWとうことで少し賑わっているかも。

玄関を出て少しすると白い塀に覆われた、見るからにやばそうな建設関連施設の入り口に。

その左隅の小さな家に挟まれた細~い道が登山道。塀の中の施設は今は使われておらず、廃棄されたような区画。何年前だかにKという建設会社が「資材置き場を作る」という名目で山の木々を切りまくり、ショベルを入れて平地にして、2トンダンプで資材どころか廃材を次々に持ち込み廃棄していました。完全に違法投棄と思われる行為をさも当然という顔でやり続ける。一日に何台ものダンプが行き来して、運転も横柄で、途中で道にゴミを落としていくわ、もう我が物顔でしたが、いろいろとあって自治会も動いてくれて市や県が「監視」するということになったようで、それ以来まったくダンプも来なくなりました。しかし現場は放棄されたままの感じで、ここに廃棄&埋め捨てられた産廃物はそのまま。

土石流とかでそれらが流されて、下にある民家に被害が出ないとも限らない。しかし、ともかくダンプの行き来が無くなったことは大きな成果。おっと話しがそれてしまいました。

少し山に入るだけですぐにこんな景色に。杉などの針葉樹が多いものの、広葉樹も多くなってきて「山に来た~」という感じにさせられます。

こんな感じで倒木もあちこちに。「もののけの森か?」と思ってしまいそう(さすがにそれは少し無理があるか)。

とにかく、ゆっくりと歩いて、気になった場所ではスマホのジオグラフィカの地図とGPSで位置確認(このジオグラフィカは無料アプリですが本当に優れもの)、立ち止まって虫を眺めたり・・・かなりゆるい登山です。ただそれが楽しい。


そうこうしているうちに柏木山の頂上へ。相変わらずかわいい木の人形たちがお出迎えしてくれます。春らしく空気は少し霞がかっていますが、それでも富士山の頭も見えました。頂上付近ではクマバチがあちこちでブー、ブーうなって飛んでいます。なんだか「ねえ、遊ぼ」と言われている気がしますが、本当に遊ぼうものなら攻撃されること間違いなし。

このあたりはカモシカのすみからしく、カモシカにまつわる看板があちこちに。ただ以前に来た時にはもっとあちこちにカモシカ関連の看板がありましたが、どうやら撤去されてしまったよう。昔あったカモシカ神社やカモシカカフェはなくなってしまっています。

柏木山の頂上からは、いつもなら下って道の両岸をシダが覆っている「シダの道」方面に行くのですが、今日はゴルフ場のフェンス沿いにずっと歩いて苅生という村に。途中にこんな「防犯カメラ」が。木にくくりつけてあるものもありましたがこれは三脚で立ててある!なんか日本だなあ~。価値観というか認識の違う海外の人などだと「おっ、いいものが落ちてる」と持っていってしまいそうに思うのですが。

一旦は苅生の細い道路に出て、少し道路を歩いてもう一度山に入って、今度はシダの道方面へ。せっかく久しぶりに来たのだし、時間もあるし、ジオグラフィカもあるからとあちこちを彷徨うごとく歩いてみました。そこでわかったことは「国土地理院の詳細地図でも書かれていない道がけっこうある」ということ。書かれていない道をずっと行けば地図にある道に出るはずだと歩いていても、その道に出くわさない。ジオグラフィカの地図上では既にその道を横切っていることになっているのに。こんなこともあるんだ。今更ながら勉強になりました。

これは「シダの道」の近くにあるカモシカカフェの跡。もう看板はありません。この辺にしてはめずらしく切り立った岩の崖で、大きな2つの岩がいい具合に椅子のように使える感じです。ここに座らせていただきペットボトルのお茶を。「カモシカでも出てこないかな~」

あちこちを彷徨い、5時間弱して元の登山道入り口へ。そこから見たスモークロッジの屋根。最初にも書きましたが、山登りを楽しんでこうして下山すると我が家というのは本当に嬉しい。ここからバスとかに乗らなくていいし、このまま小屋に入ってすぐにビールが飲めるし!

ということで、下山後のベランダビール!ジオグラフィカの登山記録を見ながら、今日はサッポロの赤星です。たまらん!


途中で何を思ったのか「たまには自撮りしてみっか」と、スマホで自撮りしてみました。恥ずかしげも無くよく自分の顔をブログに載せるものだと思いますが、もう恥ずかしいという歳でもないですし。なんだか70年代からやってきたようなオヤジだ。そうだ、これ遺影にいいんじゃないかな。

スモークロッジ飯能の森

埼玉県飯能市の低山中腹にある燻製小屋のサイトです。昭和40年代に建てられた別荘を安く譲っていただきました。庭が広く、たまにイノシシやカモシカも来ます。 燻製のこと、キッチンカーのこと、カモシカなど訪問者のこと、身近な自然のことなどを紹介していきます。

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